裏庭。絵日記的ブログ
ゴロゴロゴロゴロ…。
黒い雲に覆われ、今にも振り出しそうな空を見上げながら、食は小さな庭に干していた洗濯物を取り込んでいた。
「食~!」
呼ばれた方を見るとバスケットを手にした餡が空から舞い降りる。
「これ、バタコさんから」
「ああ、サンキュ。」
焼きたてのパンだ。
いつもは配達の帰りにもらって帰るが、雲行きが怪しく、洗濯物が心配だったので焼き上がりを待たずにかえってきたのだ。
バスケットを受け取ると、空を仰いでいた餡を伺った。
「今からパトロール?」
「そのつもりだったんだけど…」
その声が合図かのように、ポツポツと雨が降り始める。
それを餡は手のひらで受けると嬉しそうな顔でニッコリと笑った。
「パトロール中止♪雨宿りしてってもいい?」
その様子に苦笑しながら、家に入ろうとした時、反対方向からも声がかかった。
「大ぶりになる前に着いて良かった、ただいまです」
笠のつばを軽く上にあげて人好きのする笑顔をみせるのは飯だった。
「飯!おかえり!」
「…早かったな」
「ええ」
ゴロゴロ…。
先ほどよりも大きな音で雷が鳴り響き始め、雨足も強くなってきた。
「とりあえず家に入りましょう」
飯が2人を促したとき雷が光った。次の瞬間、轟音を響かせて庭に雷が落ちた。
「?!」
餡はとっさにマントで、自身と私服で薄着の食を覆うようにかばい、さらにその前には衝撃を防ぐように飯が立ちはだかった。
落ちた時の衝撃で、煙と焼けた臭いが漂う。
「ビックリしたぁ…。」
「2人とも怪我は無いですか?」
「ああ…。でもなんでこんな所に…」
特に背の高い木も植わっていない庭だ。
疑問に思い、焼け跡を見つめていた食の動作が止まる。
「食?」
「どうかした?」
「人が…」
信じられないという表情で、食が指さした先には焦げた芝生から上がる煙の中に人影があった。
ゆらりと立ち上がる姿は細身で長身だが、墜落の衝撃からか足元がおぼつかない。
何事かと身構える3人の前に、煙の中から現れたのは、アイスブルーの長髪と瞳を持った青年。
「え…」
「食…」
3人は言葉を失った。
そう、その青年は、見た目の年齢は違えど食とそっくりの容姿をしていたのだ。
*****************
授乳中って意外とヒマだったりする…かと言ってこんなことしてていいのかよって感じだけど!笑
続き書けなかったらスミマセン(そんなのばっかだな俺…orz)
黒い雲に覆われ、今にも振り出しそうな空を見上げながら、食は小さな庭に干していた洗濯物を取り込んでいた。
「食~!」
呼ばれた方を見るとバスケットを手にした餡が空から舞い降りる。
「これ、バタコさんから」
「ああ、サンキュ。」
焼きたてのパンだ。
いつもは配達の帰りにもらって帰るが、雲行きが怪しく、洗濯物が心配だったので焼き上がりを待たずにかえってきたのだ。
バスケットを受け取ると、空を仰いでいた餡を伺った。
「今からパトロール?」
「そのつもりだったんだけど…」
その声が合図かのように、ポツポツと雨が降り始める。
それを餡は手のひらで受けると嬉しそうな顔でニッコリと笑った。
「パトロール中止♪雨宿りしてってもいい?」
その様子に苦笑しながら、家に入ろうとした時、反対方向からも声がかかった。
「大ぶりになる前に着いて良かった、ただいまです」
笠のつばを軽く上にあげて人好きのする笑顔をみせるのは飯だった。
「飯!おかえり!」
「…早かったな」
「ええ」
ゴロゴロ…。
先ほどよりも大きな音で雷が鳴り響き始め、雨足も強くなってきた。
「とりあえず家に入りましょう」
飯が2人を促したとき雷が光った。次の瞬間、轟音を響かせて庭に雷が落ちた。
「?!」
餡はとっさにマントで、自身と私服で薄着の食を覆うようにかばい、さらにその前には衝撃を防ぐように飯が立ちはだかった。
落ちた時の衝撃で、煙と焼けた臭いが漂う。
「ビックリしたぁ…。」
「2人とも怪我は無いですか?」
「ああ…。でもなんでこんな所に…」
特に背の高い木も植わっていない庭だ。
疑問に思い、焼け跡を見つめていた食の動作が止まる。
「食?」
「どうかした?」
「人が…」
信じられないという表情で、食が指さした先には焦げた芝生から上がる煙の中に人影があった。
ゆらりと立ち上がる姿は細身で長身だが、墜落の衝撃からか足元がおぼつかない。
何事かと身構える3人の前に、煙の中から現れたのは、アイスブルーの長髪と瞳を持った青年。
「え…」
「食…」
3人は言葉を失った。
そう、その青年は、見た目の年齢は違えど食とそっくりの容姿をしていたのだ。
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授乳中って意外とヒマだったりする…かと言ってこんなことしてていいのかよって感じだけど!笑
続き書けなかったらスミマセン(そんなのばっかだな俺…orz)
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