裏庭。絵日記的ブログ
この暑さから思いついたアイセネネタ短文。
暁のネタバレが多分あるので、読む人はクリックどうぞ!
甘い・・・と思います(いつものことだが) ご注意^^;
じりじりと照りつける太陽に、額の汗を拭い空を見上げた。
雲一つない真っ青な空に、金色に輝く太陽がちょうど真上に来ていた。
「アイク、どうぞ」
呼ばれて振り向くと、頭からすっぽりとフードをかぶったセネリオが水筒を差し出していた。
「ああ、ありがとう。」
それを受け取り、一口含むとまた渡す。
受け取ったものを片すセネリオを見つめて、アイクははたと気づいた。
「セネリオ…」
「はい?」
見上げた綺麗な赤い瞳に日の光が差し込み、キラリと輝いた。
「……。」
「どうかしましたか…?」
一瞬見とれた後、アイクは思考を巡らす。
先ほど、水が飲みたいと思ったが口には出していない。だがタイミングよく、セネリオは水筒を差し出した。
よくよく考えれば、今回だけのことではない。
腹が減ったなと思えば、そろそろ食事を取りましょうと提案し、少し休憩したいと思えば、足を休める場所をすでに探し見つけている。
まるで自分のことのように、いや、本人のアイク以上にアイクのことを知っているかのようだ。
「アイク?」
セネリオは自分を呼んだまま反応のないアイクを見上げ、小首を傾げてのぞき込む。
「セネリオ、何でわかるんだ?」
「…え?」
問われた真意がわからず、セネリオは目を瞬かせた。
「さっき、喉が乾いたなんて俺は一言も言っていない。」
なのに、何故水が飲みたいと思っていたと、わかるんだ?と、セネリオをまじまじと見つめながらアイクが問う。
「え・・・それは・・・その・・・」
軍師、あるいは団の経営者幹部としてはいつも明瞭なセネリオが、予想していなかった問いなのであろう、もごもごと言葉をごまかしながら考えをめぐらしている。
「それは、僕が・・・あなたのことを・・・・・・。」
考えながら、ポツリポツリと言葉にするたびに自覚する。
そうだ。答えは簡単に出てくる。
それに気付いたセネリオは口をパクパクと動かし、頬を赤らめた。
その様子を見ていたアイクは、頭の中で話がつながると途端に嬉しくなって笑ってしまった。
「ア、アイク!からかいましたね?!」
顔を先ほどよりもさらに赤くさせたセネリオが頬を膨らませて抗議している姿は、ますますアイクを喜ばせるだけで。
「あはは、すまん。」
「もう、知りませんっ。」
ふいっとそっぽを向いてしまうセネリオに、アイクは手を差し伸べた。
活気付く市場を少し離れれば、植物の育たない不毛の大地が広がる。
旅はまだまだ始まったばかり。
終。
************************
旅の一コマだといいなぁ、と思いつつ・・・。
久々に文字書いたから文章が出てこなかった・・・orz
つか、読み直してみたら、セネたん・・・おかん?(爆)
セネたんおかん節、どうでしょう・・・(笑)
・・・失礼しましたwwww
じりじりと照りつける太陽に、額の汗を拭い空を見上げた。
雲一つない真っ青な空に、金色に輝く太陽がちょうど真上に来ていた。
「アイク、どうぞ」
呼ばれて振り向くと、頭からすっぽりとフードをかぶったセネリオが水筒を差し出していた。
「ああ、ありがとう。」
それを受け取り、一口含むとまた渡す。
受け取ったものを片すセネリオを見つめて、アイクははたと気づいた。
「セネリオ…」
「はい?」
見上げた綺麗な赤い瞳に日の光が差し込み、キラリと輝いた。
「……。」
「どうかしましたか…?」
一瞬見とれた後、アイクは思考を巡らす。
先ほど、水が飲みたいと思ったが口には出していない。だがタイミングよく、セネリオは水筒を差し出した。
よくよく考えれば、今回だけのことではない。
腹が減ったなと思えば、そろそろ食事を取りましょうと提案し、少し休憩したいと思えば、足を休める場所をすでに探し見つけている。
まるで自分のことのように、いや、本人のアイク以上にアイクのことを知っているかのようだ。
「アイク?」
セネリオは自分を呼んだまま反応のないアイクを見上げ、小首を傾げてのぞき込む。
「セネリオ、何でわかるんだ?」
「…え?」
問われた真意がわからず、セネリオは目を瞬かせた。
「さっき、喉が乾いたなんて俺は一言も言っていない。」
なのに、何故水が飲みたいと思っていたと、わかるんだ?と、セネリオをまじまじと見つめながらアイクが問う。
「え・・・それは・・・その・・・」
軍師、あるいは団の経営者幹部としてはいつも明瞭なセネリオが、予想していなかった問いなのであろう、もごもごと言葉をごまかしながら考えをめぐらしている。
「それは、僕が・・・あなたのことを・・・・・・。」
考えながら、ポツリポツリと言葉にするたびに自覚する。
そうだ。答えは簡単に出てくる。
それに気付いたセネリオは口をパクパクと動かし、頬を赤らめた。
その様子を見ていたアイクは、頭の中で話がつながると途端に嬉しくなって笑ってしまった。
「ア、アイク!からかいましたね?!」
顔を先ほどよりもさらに赤くさせたセネリオが頬を膨らませて抗議している姿は、ますますアイクを喜ばせるだけで。
「あはは、すまん。」
「もう、知りませんっ。」
ふいっとそっぽを向いてしまうセネリオに、アイクは手を差し伸べた。
活気付く市場を少し離れれば、植物の育たない不毛の大地が広がる。
旅はまだまだ始まったばかり。
終。
************************
旅の一コマだといいなぁ、と思いつつ・・・。
久々に文字書いたから文章が出てこなかった・・・orz
つか、読み直してみたら、セネたん・・・おかん?(爆)
セネたんおかん節、どうでしょう・・・(笑)
・・・失礼しましたwwww
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