裏庭。絵日記的ブログ
おはようございます紅でっす。
前回の餡菌飯食七夕ネタの続きをアップ~~♪
んー、書いてて腹が立つほど甘くしてしまいましたのでご注意☆
あれか、これは多分、反動・・・?笑 いやどうでしょうねぇw
結構私、キッド好き・・・w でもまぁ複雑なことは複雑だけど!ww
つーわけで、読む人のみ、つづきをクリックどうぞ~~♪
前回の餡菌飯食七夕ネタの続きをアップ~~♪
んー、書いてて腹が立つほど甘くしてしまいましたのでご注意☆
あれか、これは多分、反動・・・?笑 いやどうでしょうねぇw
結構私、キッド好き・・・w でもまぁ複雑なことは複雑だけど!ww
つーわけで、読む人のみ、つづきをクリックどうぞ~~♪
小さくなっていく餡と菌の姿を唖然として見ていた食だったが、ふと我に返ると
隣に居る人物の存在を思いだし、振り返る。
「食、ただいま。」
良く見知った優しい顔に微笑まれて、食は心臓が跳ね上がった。
それと同時に何故か泣きそうになり、
「…おかえり。」
言いながら誤魔化すように、飯の手にした箱から飾りを取り出すと、笹に飾り付
けた。そんな食を見つめて飯はふわりと微笑み、箱を床に降ろして自らも飾りを
手に取った。
「変わったことはありませんでしたか?」
作業しながら意識だけは食に向ける。
「別に…相変わらずだ。」
「そうですか…。皆、菌とは仲良くやってるみたいですね。」
「いつもあんな調子だぜ。」
「ふふ、懐かしいですね。もう去年のことになるんですねぇ。」
去年の七夕、テント下で居た2人は偶然目撃したのだ。餡と菌が夜空の月に照ら
されて居るのを。
懐かしむ飯とともに一年前を思い出していた。
優しい空気がしばらく流れて、
「…あいつらにはいつもあてられてる。」
ため息とともに、食は呆れたような声と仕草でつぶやいた。
わずかに目を伏せた仕草に、飯が食に向き直る。
「…私がいなくて…寂しかったですか?」
「…っ!」
弾かれたように食は顔をあげた。
飯の寂しそうな瞳とぶつかる。
「べ…別に…お前が居なくたって…平気だ」
発する声が、自分でも驚くほど震えていて、食は飯から視線をそらした。
「…じゃあ、どうしてそんな泣きそうな顔なんです?」
「そんな顔してない!」
「してますよ、ほら。」
飯は両手で食の顔を包み込み、頬をプニプニと指で挟む。
「な、何すっ…!」
抗議のために顔をあげた食の瞳は、こぼれては居ないけれど涙で潤んでいて。
「ほら…。」
気まずくなって、食が目を伏せた。
「…久々に私に会えて、嬉し涙ってことにしておきましょうか。」
言うと額にチュッと口づけた。
「っ!だ、誰かに見られたらっ…!」
「誰も居ませんよ。」
「そんなのわかんないだろっ!…おむすびっ…!」
抗議する食にはお構いなしに、飯は顔を近付けるとそのまま唇を重ねた。
「……お前なぁっ…。」
「はい。」
ニッコリと笑顔で返される。
顔は両手に挟まれたままで。
目尻に滲んだ涙を親指で拭われて、その暖かさに緊張がゆるむ。
「…っ、遅すぎるんだよっ。もう今年の七夕は帰ってこないのかと…!」
潤んだ瞳で睨み上げるが、少しも怖くない。むしろ…。
「寂しい想いをさせちゃってすみません。」
「だ、だから!寂しくなんか…!」
「笑ってください、食。」
顔から両手が離れて背中に回り、抱き寄せられた。
太陽の光をたくさん吸い込んだ服の匂いが、鼻をくすぐる。
「せっかく久しぶりに帰ってきて見るあなたの顔なんですから。」
「…バカおむすび。」
照れ隠しなのだろう。
食は突っぱねていた腕を飯の背に回すと力任せにぎゅっと抱きつき、額を胸に押
しつけた。
「反省してますよ。」
「本当かよ」
「お土産買ってきました」
「足りねぇな」
「サービスしますよ」
「…っ、なっ…にを…っ!」
食は一瞬考えた後、耳まで真っ赤になった。
「何って…むぐ。」
「く、口に出すな…っ。」
食は慌てて、わざと律儀に答えようとする飯の口を手で塞いだ。
その様子が可愛くて、クスクスと笑いが込み上げる。
「笑うなっ!」
「はいはい。」
「バーカーおーむーすーびー!!」
「はいはい。そろそろ帰りましょうか。」
広場はすっかり暗くなっていた。
「あら、辛、お帰りなさい。遅かったのね。一人?餡と食は?」
「あ、いや、食は広場で…い、いや、もう帰ったよ!餡は多分菌と一緒だと…。」
報われない被害者を約一名残して、七夕祭りはもうすぐそこに。
終
サブタイトル、報われない辛の幸せを考えよう!エピソード(笑)
七夕はすぐそこって!!(爆笑) あっはっは!
お粗末サマでしたっ!!!
隣に居る人物の存在を思いだし、振り返る。
「食、ただいま。」
良く見知った優しい顔に微笑まれて、食は心臓が跳ね上がった。
それと同時に何故か泣きそうになり、
「…おかえり。」
言いながら誤魔化すように、飯の手にした箱から飾りを取り出すと、笹に飾り付
けた。そんな食を見つめて飯はふわりと微笑み、箱を床に降ろして自らも飾りを
手に取った。
「変わったことはありませんでしたか?」
作業しながら意識だけは食に向ける。
「別に…相変わらずだ。」
「そうですか…。皆、菌とは仲良くやってるみたいですね。」
「いつもあんな調子だぜ。」
「ふふ、懐かしいですね。もう去年のことになるんですねぇ。」
去年の七夕、テント下で居た2人は偶然目撃したのだ。餡と菌が夜空の月に照ら
されて居るのを。
懐かしむ飯とともに一年前を思い出していた。
優しい空気がしばらく流れて、
「…あいつらにはいつもあてられてる。」
ため息とともに、食は呆れたような声と仕草でつぶやいた。
わずかに目を伏せた仕草に、飯が食に向き直る。
「…私がいなくて…寂しかったですか?」
「…っ!」
弾かれたように食は顔をあげた。
飯の寂しそうな瞳とぶつかる。
「べ…別に…お前が居なくたって…平気だ」
発する声が、自分でも驚くほど震えていて、食は飯から視線をそらした。
「…じゃあ、どうしてそんな泣きそうな顔なんです?」
「そんな顔してない!」
「してますよ、ほら。」
飯は両手で食の顔を包み込み、頬をプニプニと指で挟む。
「な、何すっ…!」
抗議のために顔をあげた食の瞳は、こぼれては居ないけれど涙で潤んでいて。
「ほら…。」
気まずくなって、食が目を伏せた。
「…久々に私に会えて、嬉し涙ってことにしておきましょうか。」
言うと額にチュッと口づけた。
「っ!だ、誰かに見られたらっ…!」
「誰も居ませんよ。」
「そんなのわかんないだろっ!…おむすびっ…!」
抗議する食にはお構いなしに、飯は顔を近付けるとそのまま唇を重ねた。
「……お前なぁっ…。」
「はい。」
ニッコリと笑顔で返される。
顔は両手に挟まれたままで。
目尻に滲んだ涙を親指で拭われて、その暖かさに緊張がゆるむ。
「…っ、遅すぎるんだよっ。もう今年の七夕は帰ってこないのかと…!」
潤んだ瞳で睨み上げるが、少しも怖くない。むしろ…。
「寂しい想いをさせちゃってすみません。」
「だ、だから!寂しくなんか…!」
「笑ってください、食。」
顔から両手が離れて背中に回り、抱き寄せられた。
太陽の光をたくさん吸い込んだ服の匂いが、鼻をくすぐる。
「せっかく久しぶりに帰ってきて見るあなたの顔なんですから。」
「…バカおむすび。」
照れ隠しなのだろう。
食は突っぱねていた腕を飯の背に回すと力任せにぎゅっと抱きつき、額を胸に押
しつけた。
「反省してますよ。」
「本当かよ」
「お土産買ってきました」
「足りねぇな」
「サービスしますよ」
「…っ、なっ…にを…っ!」
食は一瞬考えた後、耳まで真っ赤になった。
「何って…むぐ。」
「く、口に出すな…っ。」
食は慌てて、わざと律儀に答えようとする飯の口を手で塞いだ。
その様子が可愛くて、クスクスと笑いが込み上げる。
「笑うなっ!」
「はいはい。」
「バーカーおーむーすーびー!!」
「はいはい。そろそろ帰りましょうか。」
広場はすっかり暗くなっていた。
「あら、辛、お帰りなさい。遅かったのね。一人?餡と食は?」
「あ、いや、食は広場で…い、いや、もう帰ったよ!餡は多分菌と一緒だと…。」
報われない被害者を約一名残して、七夕祭りはもうすぐそこに。
終
サブタイトル、報われない辛の幸せを考えよう!エピソード(笑)
七夕はすぐそこって!!(爆笑) あっはっは!
お粗末サマでしたっ!!!
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