裏庭。絵日記的ブログ
うぉぉぉぉお母さぁぁぁぁぁぁん!!
あああああ、七夕狙いでブログにアップしようと思ってた小ネタ、やっぱり無理でしたァァァァ!!
く、ヘタレ紅め…w
途中までだけど、載せときます
続きはまた後ほど…。
以下、去年書いた七夕ネタの一年後のエピソードです♪
読む人だけレッツスクロール!
日も暮れ、そよぐ風にようやく涼を感じられる時間になってきた。
子どもたちはとうに家に帰り、一時間ほど前には手伝いに来ていたバタコも帰り、笹に飾り付けをしていた三人と菌のみが薄暗くなってきた広場の中、黙々と作業を続けていた。
「あれ~?これ…忘れ物か?」
テント内に散らかった折り紙を片付けていた辛が、小さなセカンドバッグを手にして首を傾げていた。
残りの飾りをテントに受け取りにきた餡が、辛の手にしているバッグを覗き込む。
「開けてみたら?名前書いてないかな?」
促されるままに辛はバッグを開けると、中には名前入りの領収書などが入っていた。2人はその宛名をのぞき込んで確認する。
「…やぎおじさんのみたいだね。」
餡の言に辛が大きく頷く。
「だな。俺届けてくる!」
「そうだね。探してるかも。」
空へ飛び立った辛を見送って、餡は小さなダンボールに入っている、折り紙で作られた飾りを手にした。昼間、子供たちが作ったものだ。
「やっと後コレだけか~。」
安堵のため息を付きながら、笹の下でせっせと飾り付けに勤しんでいる食と菌の元に戻ろうと、顔をあげたときだった。
「お疲れ様ですね。餡。」
「おむすびまん!今帰ってきたの?」
穏やかな物腰、人好きのする優しい笑顔、そこにいたのは飯だった。
「ええ、たった今です。何とか七夕に間に合って良かった。」
餡が無邪気な笑顔で笑った。
「ほんと、ギリギリだけどね!おむすびまんが居なかったからさ~、準備が大変だったよ~!」
「あはは。それはすみませんねぇ。」
談笑しながら笹の下まで進むと、飯に気付いた食と菌が手を休める。
「…おむすび…。」
「おむすびまん…!」
軽く目を見開いている食に、飯はチラと見やって笑顔を向けると、隣に居た菌に話しかけた。
「久しぶりですね、ばいきんまん。」
「…3ヶ月ぶりなのだ」
「そうでした。前はお花見の季節でしたからねぇ。」
その言葉に食の顔が僅かに曇ったのを、餡は目ざとく気付いた。
「じゃあさ、おむすびまん、これお願いね!」
「え。」
餡は手にしていた小さなダンボール箱を飯に突き出した。
反射的にそれを受け取ってしまった飯の代わりに食が抗議する。
「餡、サボんのかよ!」
「まさか!おむすびまんが遅くなったお詫びに変わってくれるって!」
餡はニッコリと笑うと、
「じゃ、後よろしくね~!菌、行くよっ!!」
「は?!ちょ、何で俺様までっ?!」
「一人で休憩したってつまんないでしょ!」
「わわっ、放せっ…!」
「おい、餡っ…!」
ジタバタと暴れる菌にお構いなしに、横だきにして飛び立ってしまった。
続。
あああああ、七夕狙いでブログにアップしようと思ってた小ネタ、やっぱり無理でしたァァァァ!!
く、ヘタレ紅め…w
途中までだけど、載せときます

続きはまた後ほど…。
以下、去年書いた七夕ネタの一年後のエピソードです♪
読む人だけレッツスクロール!
日も暮れ、そよぐ風にようやく涼を感じられる時間になってきた。
子どもたちはとうに家に帰り、一時間ほど前には手伝いに来ていたバタコも帰り、笹に飾り付けをしていた三人と菌のみが薄暗くなってきた広場の中、黙々と作業を続けていた。
「あれ~?これ…忘れ物か?」
テント内に散らかった折り紙を片付けていた辛が、小さなセカンドバッグを手にして首を傾げていた。
残りの飾りをテントに受け取りにきた餡が、辛の手にしているバッグを覗き込む。
「開けてみたら?名前書いてないかな?」
促されるままに辛はバッグを開けると、中には名前入りの領収書などが入っていた。2人はその宛名をのぞき込んで確認する。
「…やぎおじさんのみたいだね。」
餡の言に辛が大きく頷く。
「だな。俺届けてくる!」
「そうだね。探してるかも。」
空へ飛び立った辛を見送って、餡は小さなダンボールに入っている、折り紙で作られた飾りを手にした。昼間、子供たちが作ったものだ。
「やっと後コレだけか~。」
安堵のため息を付きながら、笹の下でせっせと飾り付けに勤しんでいる食と菌の元に戻ろうと、顔をあげたときだった。
「お疲れ様ですね。餡。」
「おむすびまん!今帰ってきたの?」
穏やかな物腰、人好きのする優しい笑顔、そこにいたのは飯だった。
「ええ、たった今です。何とか七夕に間に合って良かった。」
餡が無邪気な笑顔で笑った。
「ほんと、ギリギリだけどね!おむすびまんが居なかったからさ~、準備が大変だったよ~!」
「あはは。それはすみませんねぇ。」
談笑しながら笹の下まで進むと、飯に気付いた食と菌が手を休める。
「…おむすび…。」
「おむすびまん…!」
軽く目を見開いている食に、飯はチラと見やって笑顔を向けると、隣に居た菌に話しかけた。
「久しぶりですね、ばいきんまん。」
「…3ヶ月ぶりなのだ」
「そうでした。前はお花見の季節でしたからねぇ。」
その言葉に食の顔が僅かに曇ったのを、餡は目ざとく気付いた。
「じゃあさ、おむすびまん、これお願いね!」
「え。」
餡は手にしていた小さなダンボール箱を飯に突き出した。
反射的にそれを受け取ってしまった飯の代わりに食が抗議する。
「餡、サボんのかよ!」
「まさか!おむすびまんが遅くなったお詫びに変わってくれるって!」
餡はニッコリと笑うと、
「じゃ、後よろしくね~!菌、行くよっ!!」
「は?!ちょ、何で俺様までっ?!」
「一人で休憩したってつまんないでしょ!」
「わわっ、放せっ…!」
「おい、餡っ…!」
ジタバタと暴れる菌にお構いなしに、横だきにして飛び立ってしまった。
続。
PR